回顧録:忘れんぼの私でも記憶に残る思い出集②「小4で一度心が折れた話」

ちょっと春休み暇なのでこの「回顧録」シリーズを定期的に更新していこうと思います。

この回顧録シリーズは自分が今年自己分析している中で「この記憶はずっと残ってるな」「この経験が今も影響しているな」ってことを皆さんと共有したくて書いているシリーズです。

 

tsukubaboyaki.hatenablog.com

 ↑過去作 まだ見てない人はみてね

 

さて今回は、タイトルの通り「小4で心が折れた話」です。挫折とかではなく、単にある日あるときぽっきりと折れた話です。

 

自分の町では毎年秋に祭りがあって、小学四年当時自分の母は子供会長をしていて毎晩遅くまで祭りの計画を練っていました。(夜11時とかまで話し合ってた時もあります)

当の自分はというと夜八時くらいまで太鼓の練習をして一人で家に帰る日々が続いていました。

 

そんなある日、いつも通り太鼓の練習が終わって一人家に帰ったときのこと、ふと「淋しいな」と心のどこかで思った日がありました。その日は何とかこらえて一人静かにベッドに入りました。

日中は学校で特にそんな気持ちにならないまま遊んだり授業受けたりしているのに、夜太鼓の練習が終わって家に帰ってくると例の淋しさがまた戻ってくるのです。

日に日にその気持ちの強さは増していき心が折れる数日前には会議中の部屋に入ってしばらく一緒にいたりしていました。

 

そしてついに、家に帰ってきて一人で「とんねるずのみなさんのおかげでした」の「食わず嫌い王選手権」を見ているときに

 

ポロ

 

って感じに涙が出てきました。そして

 

プッツン

 

って感じに張っていた糸が切れてそのまましばらく涙が止まりませんでした。

「早く寝よう」と思いベッドに向かってもなかなか涙は収まらずその日は寝るのに苦労した覚えがあります。

 

次の日もその次の日も同じような時間になると涙が出てくるようになりました。心が折れている自覚があるのは三日後くらい、祭りの一週間ほど前でした。

 

それから心が安定しない日々が続いていましたが、祭りが終わると、自分のその淋しさは嘘のように晴れて泣くこともさびじいと思うこともなくなりました。ただ「あの時心が折れていたな」って記憶と「それを乗り越えてかさぶたがはられて強くなってるな」っていう二つの思いが今も心に残っています。

 

それからというもの、並大抵のことでは心が動じないようになりましたし、何より自分が一度乗り越えていることが自信となっています。

 

だからこそ、小学生というかなるべく若いうちに「心が折れる」ということを経験してほしいなと自分は思います。どんなに小さくても傷ついて、かさぶたができて、強くしていく。この繰り返しが心を強くしていくのじゃないかって思います!(折れっぱなしではダメなんですけど)