回顧録:忘れんぼの私でも記憶に残る思い出集①「小3ながらに感じる環境の差」

たまたま機会があって自己分析たるものをしているのですが、昔の自分を言語で表す過程で「この経験は記憶に残っているな」とか「この経験が自分を変えた」と、思わせるような経験がいくつかありました。そんな自分の経験を読者様と共有しつつ、自分の中でさらに「記録」に残していこうと思います。

 

今回は自分が小3のあたりに感じた「環境」について自分のエピソードを話しつつ今の自分にどう影響しているかを書いていきます。

 

小学生のころ私は習い事をたくさんさせてもらってて、スイミングやサッカー、マイナーなところでは華道や日本舞踊を習ってました。その習い事の一つにこれもまたマイナーですが「剣道」がありました。そうです。「ヤー!メーン!」っていうあの武道です。

 

私の所属していた剣道クラブの同級生は5人で、みんなで和気あいあいと剣道をしていました。

小1から剣道を始めて3年目の小3、私はそんな和気あいあいとした剣道クラブから違和感を感じました。

「俺以外の4人のお父さん全員剣道経験者じゃね?」

稽古の最後の方に先生と打ち合ったり、あるいは先生にかかっていく時間があります。彼ら4人は面をつけて(結構つけるのはやい)一番年長の先生に「お願いします!」と言いにいくかと思えば自分たちの親のほうにいくのです。

しかも親子で稽古しているときの親の熱の入りもすごい(これは自分がうらやんでいたからそう見えたのかもしれません)

このとき私は小学生ながら「あー、環境ってこんなに大事なんだなー。」と思ってしまいました。「なんかずるくなーい?稽古以外の時間でも教えてくれたり親のつながりのあるところでまたけいこできたりして―」なんてふうに。

 

でも、私は幸いなことにここであきらめるような自分ではありませんでした。

「親がそうじゃないなら俺は見取り稽古で盗んだろ!」

そのころから同級生のいいところを盗もうとしたり、クセを見抜こうと一生懸命に目を開いて小学生なりに頭を使いました。そして3年生のクラブチーム内の大会では優勝することができました。(ほぼ毎回延長戦で相手のパターンを見ていた気がする)

これは本人たちには言いませんでしたが「そこまで環境そろっててなんで負けんねん!」て内心では思ってました。

 

 

この「環境」という話は自分の剣道の話に限らずその他のスポーツ、勉強、もしかしたら世の中のすべてに関係してくることかもしれません。私がこの経験で得たのは幸いなことに(?)「環境が不利であっても努力でまかなえる」「自分の境遇を知って相手のこともたくさん見たので負けるはずがない」という風なポジティブなものでしたが、みんながみんなそうではないですよね

 

「努力は必ず実る」って言葉、わからんな。

 

また自分がどれだけ恵まれた環境にいるか気づかないのもそれはそれでダメ…ってほどではないけどなんかいけない気がするなって思います。(私もこんなに習い事させてもらって恵まれてたと気づくまで時間がかかった)

 

ン…着地点を見失ったぞ

 

まあとにかくこの経験が今の自分に「努力はしろ」ってことと「環境に甘えてはいけない」ってことを教えてくれてますね。あー親が剣道してなくてよかった。

 

皆様も「環境」を感じたことがあると思いますのでそこでどう思ったか久しぶりに思い返してみてはいかがでしょうか?

 

では、おやすみなさい。