あけましておめでとうございます。そして御朱印巡り(東海七福神巡り)

あけましておめでとうございます。

2022年もゆる―――くやっていきますのでよろしくお願いします。

さて、タイトルにもある通りですが、今年は帰省のついでに「東海七福神巡り」たるものをしてきたので、それを紹介できればなと思います。それではよろしくお願いします。

 

 

 

まえおき 「東海七福神巡り」って?

「しながわ観光協会」の紹介によると

江戸時代から盛んになったといわれる七福神めぐり。幸福の神様として信仰される恵比須・大黒天・毘沙門天・弁財天・福禄寿・寿老人・布袋尊七福神を祀る寺社をめぐることで加護を受け、福を授かると言い伝えられています。”

という風になっています。

 

今でこそ、品川は東京の中心の一つとしてビジネスや鉄道などが発展してきました。しかし、その歴史を振り返っていくと、もとは「宿場町」それもかの有名な「東海道」の核となるような場所だったのです。

 

江戸時代と言えば、東海道五十三次が作られたり、参勤交代でたくさんの武将が品川を通ったはず。そんな歴史的に見ても重要な場所だったからこそ東海七福神が創設されたのではないでしょうか。

 

 

前置きが長くなりました。それでは七福神が待つ7つの神社、お寺を紹介しつつ今回の旅を振り返っていきたいと思います!

 

 

 

磐井(いわい)神社へ向けてJR大森駅を出発!

 

 

これは筆者の完全なミスなのですが、JRでいくより京浜でいった方が近くて早かったです。本人も磐井神社に向かっている途中に気づいたのですが、「これもまたいい」とかいう最強のポジティブシンキングをしていました。

そして到着

神社はこんな感じ

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御朱印はこんな感じ

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磐井神社御朱印

この神社は、東海七福神の「弁財天」担当でした。弁財天はもともとインドの神様で、諸説ありますが知恵や技芸の神様だとされています。


磐井神社はとても古くからある重要な神社で、その歴史は859年からとされています。

また、御朱印にも書かれているのですが、こちらの神社は「延喜式内社」の一つとなっています。(延喜式とは10世紀に当時の朝廷がまとめられた政治などに関する本)そんな昔から国の注目を集めていたとは…1つ目の神社からその歴史をひしひしと感じました。

iwaijinja.tokyo

goshuin-dash.jp

 

品川水族館を横目に「天祖諏訪神社」へ!

 

写真はこんな感じ

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御朱印はこんな感じ

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もともとは天祖神社諏訪神社だったのですが、昭和40年に合併され今の名前に。東海道をすこーしだけ外れたところにあったのですが、神社のところにだけ陽光がさしているのみて、御祭神の天照大神アマテラスオオミカミ)の力を感じました。

tensosuwa-jinja.jp

話しは七福神に戻って、ここは「福禄寿(ふくろくじゅ)」を担当していました。

福禄寿は南極星の化身という説があり、福禄寿の福は「幸福」禄は「身分」寿は「長寿」を意味するそうです。

 

 

旧東海道を通って「品川寺」へ!

 

 

とうとう東海道に入って、その雰囲気を味わいながら七福神巡りへ。

しかし、一度この道を通ったことがある人にはわかるかもしれないが、宿場町で、東海道の核となっていた場所にしては町並みがすっきりしています。きれい目の賃貸だったり三階建ての一軒家が多いです。

宿場町としてこの姿を見ると多少がっかりするかも。だけど、筆者はそういう前情報なしで突っ込んでいったため、逆に楽しいとすら思ってました。(ここでもポジティブ)

 

まず、東海道に面している住宅の多くが、正月の玄関飾りをつけていることにおどろき。何を言ってんだっていう人もいるかもしれないけど、筆者のような賃貸一人暮らしにとってそんな習慣がなかったのです。

東海道は外見こそガラッと変わったけど、その心は生きているんだ。そう感じさせる瞬間でした。

 

東海道の街並みに思いを巡らせていると、3つ目の「品川寺」が近づいてきました。ちなみにこのお寺、95%くらいの人が「しながわでら」と読むと思いますが、名前は「ほんせんじ」なのでご注意を。

honsenji.net

お寺はこんな感じ

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御朱印はこんな感じ

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入口に立つとそこには3mほどのお地蔵様がいらっしゃり、流れる人々を見守っていました。おおきい。お寺に入るのにこんなに勇気がいるのかと思ったくらいには大きかったです。

 

中も中でその迫力に圧倒されました。木の葉の揺れる音、お坊さんの唱えるお経、静かに響く鳥の声、そして目の前に映る「毘沙門天」。武将風の姿の七福神であり、勝負事の神様。

こんなにお寺の雰囲気と神様の想像がぴったりなことがあるのか?と思いました。

 

この時だけ背筋ピンッピンだったと思います。

 

 

東海道を突き進み、「荏原神社」へ!

 

 

何か強くなったような気分で東海道を進み、お次の「荏原神社(えばらじんじゃ)」へ。順路的に目黒川をこすような形になりましたが、川にかかる橋と神社の組み合わせが最高でした。

 

 

神社はこんな感じ

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御朱印はこんな感じ

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荏原神社は「准勅祭社」とよばれる皇居を守る主要な神社12か所のうちの一つ(諸説あり)で龍神を祀る品川の総鎮守です。もともと荏原郡(今の品川、大田、目黒、世田谷)の中の神社だったそうですが、明治8年にその地区で最も由緒ある神社だったことから郡の名前を神社にしたそう。

 

また、願い事は何でもかない、その中でも勝負や勉強などが特別叶うらしい。

 

七福神はみんな大好き恵比須様でした。

 

東海道にいろんなお店が出てき始めたところで、一心寺、養願寺へ!

 

 

今までの東海道では、目につくものがコンビニやカレー屋さんくらいだったのですが、この辺りまでくると情報館やお土産屋さんなど、「あ、なんか商店街っぽい?」と思わせるような店並びになってきました。

このように街並みが変わるのなら、東海七福神巡りは磐井神社からスタートし他方が、小腹を満たす場所があったり、お土産を終盤で購入できたりしていいのかなと思います。

 

 

そんなこんなで、一心寺、養願寺に到着。

写真はこんな感じ

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一心寺の外観

御朱印はこんな感じ

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一心寺のご本尊は不動明王。明治時代に入る前に町内発展と守護のために創建されたお寺でした。人々を正しい道へ運び、煩悩を消し去る不動明王が明治前の品川の町民たちをよい方向へ導いたのが想像できます。

 

一心寺は寿老人(じゅろうじん)を担当していました。寿老人は中国出身の神様で、長寿にご利益があるとされています

 

一心寺の近く、東海道の細い道よりさらに細い道を抜けると、養願寺(ようがんじ)が見えてきました。

お寺はこんな感じ

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御朱印はこんな感じ

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養願寺のご本尊は虚空蔵菩薩(こくうぞうぼさつ)で、国立文化財機構によると

虚空蔵菩薩は、虚空のように広大無辺の福徳と智慧(ちえ)をもち、それを人びとに与え、願いをかなえるという。

というふうになっています。

emuseum.nich.go.jp

また、虚空蔵菩薩は寅年の守り本尊でもあるので、今年の干支にぴったりです。

www.kyoto-teramachi.or.jp

 

このお寺は布袋尊(ほていそん)を担当していました。子守りの神様として信仰が厚いそうです。

 

そして最後は品川神社

 

 

七福神巡りもいよいよ最後になりました。最後は大黒天を担当されている品川神社です。

神社はこんな感じ

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御朱印はこんな感じ

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shinagawajinja.tokyo

この品川神社徳川家康関ケ原の戦い出陣の際に戦勝祈願をしたことで有名な神社です。神社の中は立派な本殿が建っていて、にぎわいぶりも一番でした。

 

また、神社の隣に「小富士」があり、少し高いところから品川の街を見ることができます。この風景が今回の旅の成功を祝ってくれているような気がして少し興奮していました。

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小富士からの景色

七福神の大黒天についてですが、大黒天は唯一日本出身の神様であり、皆さんがよく知っている「打ち出の小づち」を持っている神様です。福徳開運のご利益があるとされています。

 

 

以上!!

二時間くらい歩きっぱなしだったけど、東海道の歴史を感じられるとてもいい旅でした。

 

東京はただの都会じゃないってこと

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